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【テニテオ合宿】下っ端社員の華麗なる3日間 後半戦

【注意事項】
今回この記事を読むにあたり覚えておいて欲しい事は、これが下っ端社員である私の主観がかなり入った記事であるという事。それを理解して読んで欲しい。

前回のあらすじ

テニテオ合宿に参加して二日目。富士山カレーを食すことが決まった下っ端社員の行方はいかに。【前半戦はこちら

【5月3日】私は富士山を食らう男2

メンバーがソフトクリームを注文する中、富士山カレーを注文する。少し時間がかかると言われテラス席でカレーを待つ事にした。そこで私はある事に気がついた。

富士山カレーを食している人がいないのである。

時刻は12時過ぎ。完全なお昼時である。なのに食べているのは普通の食事かソフトクリームだ。もちろん私以外のメンバーは美味しそうにソフトクリームを頬張っている。

「きっと美味しいよ」等と何の根拠もない言葉で励まされても困る。誰も注文していない。これが真実なのではないだろうか。そうしているとついに富士山カレーが出来上がった。

見事に青である。

覚悟を決める前にせっかくなので写真を撮ってもらった。

富士山をバックに富士山を食らう。

この写真に関してはとても満足だった。

味に関しては各メンバーが食した所思ったより美味しいと言っていた。このカレーはココナッツ等で味付けされていると書いてあった。周りはピクルスのような物で飾られていて辛さは後を引く辛みはあったが口に入れた瞬間ほのかな甘みとピクルスの食感で埋め尽くされた。

そう言う味だった。

そして私たちは昼飯を求めて河口湖を後にした。すでに私は食べたようなものだが何も言わず車を走らせる。調べてみると「吉田うどん」がネットで評判が良かったので向かう事になった。

※「吉田うどん」とは
太くてコシのある麺につゆは醤油&味噌ブレンドが主流。味噌ベース、醤油ベースのお店もあり。それぞれのお店がこだわりの素材を使用してつゆを作り出す。付け合わせにはキャベツが定番。その他は肉、ニンジン、ネギ、油揚げなどが付け合せられる。なかでも肉は馬肉であることが多い。

13:00 みうらうどん

到着したのがコチラ。

「吉田うどん」が食べられる「みうらうどん」さん。

大変人気で店の外まで行列が出るほど。これは期待できるぞと意気揚々と並ぶメンバー。私はカレーを食した後である。

順番が来て席に通される。定番は肉うどんの様だったので、前日の「ほうとう」では変化球を投げたら大きく外れたので今回はストレートに肉うどん大盛りを注文。この時私はカレーを食べたことを忘れていた。

太くてコシのある麺は手打ちであると言わんばかりの仕上がりで、一般的なうどん屋の様に規則正しい綺麗な麺ではなかったが、それがまた深い味を出していた。噛み応えのある太くてコシがある麺に濃すぎないスッキリしたスープは食べやすい。肉うどんといっても肉は細切れにしたものなのでつるりといける。しかし、「ほうとう」「宿のご飯」「吉田うどん」と来て私は一つの結論に至った。

山梨は量が多い

たまたま多いところに行っただけの可能性もあるが、そう思わせるのに十分な程どこもかしこも量が多いのだ。しかし残すわけにはいかない。メンバー全員普通で私は大盛り。完全に間違えた注文だが普通と大盛りなら大盛りを選ぶのは自然の摂理だと思う。

14:00 富士山コロッケ

吉田うどんをみうらうどんで食べたあと、帰り道に富士山コロッケを発見。一切お腹が減っていなかったのでスルーしたが、メンバーの強い要望により折り返して購入する事になった。しかしメンバーが欲していたのはコロッケではなくコチラの様だった。

顔出しパネル再びである。

顔を出すのは下っ端である私の役目だ。誰にも譲らない。そう思って自分を鼓舞することで私は精神的な平穏を保っていた。

少し待つと出来立てほかほかの状態で渡された香りそそるコロッケが渡された。三角形のコロッケには頂点に白いチーズがまぶされ、雪が積もった富士山を連想させる見事な出来だった。しかし、カレーとうどんの後にコロッケはさすがに食べれず、メンバーも食べれなかった様で夜食にする事にした。
その後お土産と翌日電車で帰宅するメンバーの切符を購入するために駅に立ち寄った。小腹が空いたのでトッポを食べた時、コロッケを食べれば良かったと少し後悔した。せっかくの揚げたてが冷めてしまった。

15:00 宿へ帰還

前日の睡眠時間が少なかった事もあり一休みしてから会議を再開することに決まる。

16:00 会議再開

寝ていたら起こされてそのまま会議が始まった。優しく寝かせておくという選択肢はなかった様だ。

18:00 夕食

4時間まえにうどんを食べてまたもや夕食。皆お腹の減りは全然らしい。しかし出される料理は容赦することなく次々と運ばれてくる。ご飯がおひつでやってきた。喜んでいた者は1人もいなかった。しかし出された者は食べる主義のメンバーである鉄の胃袋と鋼の精神を持つ2人は見事完食。それ以外は死屍累々の様相だった。私は完食ではなかったがほとんど食べた。少し残したのはトッポが原因だと思う。

20:00 休憩&お風呂

ついに露天風呂に入浴できた。旅館に来て二日目。ようやくの露天風呂はとても良いものだった。このままお酒を飲んで良い気分で寝たい。

21:00 会議再開

この為の合宿なのだから当然だろう。淡い期待で飲み会やご当地飲み屋を期待したが何事もなく会議は再開された。

26:30 会議終了

遂に会議が終了した。翌日は会議なしで武田神社や景観の良い滝に行って解散予定なのでここで私たちの会議は終わったのだ。
 

やっぱり飲み会はなかった。

 

27:00 就寝

多分これくらいの時間に就寝した。翌日は帰宅の為の220kmの運転もあるため、私は落ちる様に眠った。
 

【5月4日】星落としの下っ端

7:30 起床

最後の朝がやってきた。朝食が前日同様8時なので無理やり起きる。すると私以外のメンバーが全員起床していた。よくよく聞いてみると、1人は早起きのため6時まえに起きたらしい。1人は布団の上でうずくまり「…しまったぁ」とつぶやいて7時ごろお風呂に行ったらしい。1人は私のモーニングアタックがあまりにうるさかった様で全然眠れず朝を迎えたらしい。これに関しては合宿まえから別の部屋で寝たいと言った私は悪くないと思う。1人はその様子をじっと見ていたらしい。

※モーニングアタックとは花粉症などのアレルギー性鼻炎の人が朝の起きがけに、鼻水や発作的なくしゃみなどの鼻炎症状が現れることで、私は最近ほぼ毎朝これに悩まされている。とはいえ最近では日常になりすぎてモーニングアタックごときでは起きなくなった。しかし、こらえることのないくしゃみは相当うるさい上に7連発で一番近いメンバーが被害にあった様だ。ごめんなさい。

8:00 朝食

最後までボリュームが多い食事に舌鼓を打つ。ここに来て鉄の胃袋と鋼の精神力を持つメンバーの1人も納豆には勝てずお残しすることになった。2人のメンバーに至っては旅館のご飯を完食する姿をついぞ見る事がなかった。

10:00 チェックアウト

宿を旅立つ時が来た。なんだかんだあったが割と旅館では楽しく過ごすことができた。夜の飲み会がなかった事が心残りだが、それもある意味良い思い出だ。しかし旅行はこれでは終わらない。最後の観光が残っている。チェックアウトするために荷物を片付けていると、

「あった!」

と声が響いた。
目を向けると前日紛失して謎に包まれたあの「5番」が出てきたのである!


…と仰々しく書いてはみたが、これだけの話なのでここで終わりにする。
しかし、これ以外に事件が勃発する。

「星が無いっ!」

メンバーの1人に言われて私は胸元を見る。

確かに無い。

まさか私を快く思わないメンバーが引っぺがしたのか…!?
そう思う事はなく、正直星以外も割と剥がれそうな状況だったので驚く事は無い。むしろ星だけで済んで良かったとすら思っていた。しかし、代表から

「星は参加した事を示す大事な物」

と言われた。そういうのは参加した後につけるのでは無いだろうか。
その言葉を飲み込みきれず伝えたが、聞き入れられなかった。残念ながら今回は私が参加した事にならないらしい。
…書いていてよくわからなくなってきたが、とにかく私は星を落としてしまった。その事実だけが残った。ごめんなさい。

いろいろな思い出を胸に私たちは旅館を後にした。

11:00 武田神社到着

広大な敷地にそびえ立つ武田神社に到着すると多くの提灯と人だかりが目に映った。

たくさんの人が訪れる武田神社は「勝運」のご利益があると言われていて勝負事に限らず「人生」や「自分」に勝つというご利益もあるそうだ。
そんな武田神社には多くの参拝客で賑わっていた。私たちもしっかりお祈りをする。参拝後は昼食を兼ねてパワースポットと呼ばれる滝がある山を登る。その前に私はソフトクリームを購入した。前日皆は食べたが私はソフトクリームを食べれていない。心残りをしないためにちゃんと食べておいた。

12:00 滝到着

山を登ると想像以上の人で賑わっていた。様々な商店が並ぶ中をいろいろ見て回る。未来電話やお金を投げてくぼみに入れば良いとされるカエルの池など様々。

そうこうしていると目的の滝に到着した。見事な眺めである。清らかな空気と見事な景観に心が洗われた。

しかし、人が多すぎた。さすがはGWと思いながらわずか10分と経たず滝を後にした。この後昼食をとって解散の予定だったが、近隣に金櫻神社と呼ばれる神社があり、そこが良いらしいと情報を発見した。当然行くしかない。そのまえにまずは昼食と私たちは飲食店を探した。

13:00 昼食は流しそうめん

神社に行く手前に流しそうめんができる食事処を見つけた。テレビでも紹介された有名なお店らしい。かなり混んでいたがせっかくなのでここで食事をとることにした。


そうめんは席ごとで水で回せる様になっていて、それ以外にも竹のオーソドックスなそうめんも楽しめた。童心にかえって楽しむ事ができた。他のメンバーも楽しそうにしていた。

何よりご飯の量がそこまで多くなかったのが良かったのではないかと私は思う。さらにこの時「ほうとう」もあって注文した。最終日にしてやっと普通の「ほうとう」が食べれて大変満足だった。

14:00 金櫻神社参拝

「金のなる木」と呼ばれる金櫻や昇り竜と降り龍を模した建造物をみて感慨に浸っていた。この3日間で様々なスポットを見に行ってパワーを得れた気がするが、この神社では特にパワーを得れた気がする。旅の締めくくりにふさわしい場所を堪能出来た。

15:00 解散・帰宅

振り返ってみると最初は正直罰ゲームとしか思っていなかったが、会議も観光もしっかりできて楽しむ事ができた合宿だった。飲み会がなかった事だけが引っかかるがそれでも山梨テニテオ合宿は有意義なモノであったと言えるだろう。そう思いながら私は長い道のりを安全運転で帰宅した。

こうして下っ端社員の華麗なる3日間は幕を閉じた。

振り返れば楽しい旅行だった。

最初は罰ゲームなどと無茶苦茶書いたが会議以外の観光は充実していたし、会議も普段話せない方と言葉をかわす良い機会になったと思う。いろいろ書いたが、下っ端の私にメンバーが気を使ってくれたのが分かったので、リラックスして旅行を楽しめた。不満をあげるのならば飲み会を一回で良いからやりたかった。それと星を無くした私だが今回ちゃんと参加したとして欲しい。これが今回の【テニテオ合宿】の全てである。

下っ端社員の華麗なる3日間【完】

TEXT by

林貴宣