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テニテオスタッフ取得者多数!おもちゃインストラクターとは

幼いころにどんな遊びをしていたのか、皆さんは覚えていますか?新聞紙や牛乳パックを使って工作をしたり、友達と手遊びをしたり、おじいちゃんやおばあちゃんとお手玉やコマ回しをしたり…色々な遊びをしていたのではないでしょうか。今回は、テニテオスタッフのうち9名が取得している「おもちゃインストラクター」についてご紹介します!

おもちゃインストラクターとは?

おもちゃインストラクターとは、手作りおもちゃの指導からおもちゃ・ゲーム遊びの案内まで、子どもたちの遊びの世界を広げる力を持つ、遊びの専門家のことです。”遊ぶ力””つくる力””指導する力”を身に着け、子どもたちのサポートができる人材になるために受講する養成講座になります。
認定NPO法人芸術と遊びの創造協会が主催しており、年間80回以上開講され、毎年約3000名が資格取得をしています。おもちゃインストラクター認定されると、履歴書等に資格名を記載することが出来ます。
▶おもちゃインストラクター公式サイト:https://artplaylab.jp/toy/toy_instractor/

おもちゃインストラクターとは?

おもちゃインストラクターは、2日間(合計8時間)にわたって講義を受講し、2日間の最後に「おもちゃインストラクター認定証」が授与され、おもちゃインストラクターとなります。
講座は4つのワークショップと4つのレクチャーで構成されています。体験型のカリキュラムになっているので、実際に手を動かして「作る」「遊ぶ」楽しさを実感しながら指導方法を学ぶことが出来ます。

公式サイトで発表されているタイムスケジュール例は以下の通りです。

  • ■ 1日目
  • 12:30      受付
  • 13:00~16:00  講義・実技
  • ■ 2日目
  • 9:00       受付
  • 10:00~12:00  講義・実技
  • 12:00~13:00  昼休憩
  • 13:00~15:45  講義・実技・交流
  • 15:45~16:00  認定式

※会場によって開始時間やタイムスケジュールが異なる場合がありますので、詳細は公式サイトをチェックしてくださいね!

養成講座で学べることとは

2日間で、4つのワークショップと4つのレクチャーを通して、遊びの伝道師になるための知識や技術を学びます。

おもちゃ作りを体験する4つのワークショップ

実際に手を動かしをおもちゃ作ったり遊んだりすることで、楽しさを実感しながら指導方法を学びます。

1.画用紙を使ったワークショップ
1枚の画用紙から「江戸からくり玩具」を3つ作るワークショップです。作るおもちゃは「六角返し」「手品カード」「まゆ玉転がし」の3つです。どれか一つでも聞いたことはありますか?
私は3つとも初めてつくる玩具でした。

2.新聞紙を使った遊び
次は、新聞紙を使った遊びをします。私が体験した新聞紙を使った遊びの中から一部をご紹介します。
まず新聞紙を丸めて棒状にし、ビニールテープを巻き付けて硬い棒を作ります。円になり、棒を床に立て、「せーの!」の声掛けで隣の人の棒に映っていくゲームをしました。これがなかなか難しいのです!
他にも、紙皿をつけて遊ぶゲームもしました。棒状に丸めた新聞紙をもう一本作り、紙皿のふちに沿って付けます。先ほど作った棒を使って皿回しをしました!

3.牛乳パックを使ったおもちゃ作り
子どもの工作でよく登場する牛乳パック。この講習では、牛乳パックを使って箱カメラを作りました。
箱カメラは、牛乳パックでつくる箱の中に二枚のカードを入れ、タコ糸を引っ張るとカシャンと音がしてカードが入れ替わる玩具です。はさみやカッターを使う練習にもなりますし、まだはさみが使えなくとも、カードに絵を描けるので、幅広く作れる玩具です。

4.世界のおもちゃで遊ぶ
世界各国の優良おもちゃで遊ぶことを通して、おもちゃを通じたコミュニケーション術を学びます。
私が講習を受けた際は、無垢材で作られた忍者の積み木を何人つなげられるかというゲームをしました。他にも、スウェーデンの会社がつくっている「かえるさんジャンプ」というゲームもしました。かえるのおもちゃとバケツがセットになっていて、かえるさんの背中を指でおさえてはじくとかえるさんが飛び上がります。バケツの中に何個入るか競ったり、スタートとゴールを決めて競争したりと様々な遊び方があります。

1~3のワークショップで使うものは、どれも身近にあるものですよね。生活の中で使うものがおもちゃになったり遊びの道具になったりすることは、子どもたちの発想力の向上にもつながります。
せっかくなので、私がつくったおもちゃをひとつご紹介します!

1の画用紙を使ったワークショップで作成したおもちゃ「手品カード」です。
手品カードはこちら。

カードを開くと、このようになります。では、帯の部分にボールペンをはさんでみましょう。

そして、カードを閉じて、しろくまさんにおまじないをしてもらいます。

おまじないをかけてもらい、カードを開いてみると…

ボールペンの位置が…!?さっきまで右側の帯に挟んであったボールペンが、左側に移動しています。
さっきまであったボールペンがないことに衝撃のライオンさん。

(遠くで知らん顔をするしろくまさん…)

この仕掛けはどうなっているのでしょう?ぜひ想像して作ってみてくださいね。

 

子どもの発達と遊びの大切さを学ぶ4つのレクチャー

4つのレクチャ―では、テキストを元に「遊ぶことは何か」「おもちゃインストラクターの役割」などを学びます。

1.おもちゃインストラクターはじめの一歩
まず初めに、子どもに接する現場やおもちゃ指導での役割や意義を通して、おもちゃインストラクターの心構えを学びます。

2.こどものおもちゃ学入門
子どもの成長・発達とおもちゃの関係から、現代の子どもの生活までをおもちゃや遊びを通じて学びます。

3.手作りおもちゃ・既製品玩具の遊び論
ハンドメイド・トイとメーカー・トイの融合を目指し、手作りおもちゃと既製品玩具との上手な付き合い方を学びます。

4.はばたけ!おもちゃインストラクター
子ども同士、保育者と子ども、親子などの様々な人間関係を結ぶおもちゃの多世代交流論を学びます。

子どもたちが遊んでいる姿を見ていると、大人では想像もつかないような遊びをしていることがありませんか?公園の遊具や遊び方が書かれているおもちゃでも全く違う遊びを思いついたり、空のペットボトルを使って遊んでみたり、子どもたちには大人にはない発想があります。
また、子どもたちは遊ぶ中で、家族や友達とのコミュニケーションを通して自身の感情のコントロールすることを学びます。
現代では、子どもたちが外で遊ぶ姿をあまり見かけなくなったり、家でスマホやテレビゲームをしていたり、「遊ぶ」こと自体を時間の無駄ととらえたりする傾向にありますよね。子どもたちの発達には「自由に遊ぶ」ことが不可欠です。それを、テキストと講義によってしっかり学びます。

以上の8つのワークショップとレクチャーを通して、「遊びの本質」や「おもちゃの役割」を学びます。
ワークショップを通して、実際に作る・遊ぶことを学び、レクチャーを通して、子どもにとって大切な「遊び」についてしっかりと学ぶことが出来ます。

資格を仕事に役立てています!

おもちゃインストラクター養成講座の受講者の中には、保育士の方が多くいらっしゃいます。その中で、テニテオスタッフも9名資格を取得していますが、我々もこの資格を実際に仕事の現場で活かしています!

活用事例としては、就学前の子どもがいるママの為の地域情報誌「teniteo」の巻末にある「とれみそ」です。とれみそは、工作コーナーなのですが、こちらはおもちゃインストラクターが監修して制作しています。
子どもたちの年齢を考えて毎回レベルを変えたり、季節に合ったおもちゃや作って遊べるおもちゃ、学べるおもちゃにするなど、それぞれのおもちゃインストラクターが毎回思考を凝らして制作しています!試作品を作って本当に難しくないか?逆に簡単すぎないか?子どもたちが作れるか、楽しいのか、を考えながら作っています。
とれみそは、teniteoの中でも人気コーナーで読者の方々からとれみその感想をいただくこともあり、これからもテニテオおもちゃインストラクターが楽しいおもちゃ作りを広めていきたいと思っています!

では、最新号のおもちゃをご紹介します!
最新号のとれみそは、「紙コップロケット」です。紙コップ2個を使ってロケットと発射台を作ります。

とれみそはページを切り取って遊べるページになっているので、今回は紙コップを飾り付けるテンプレートを作りました。かっこいいロケットを飛ばしたいですよね!

毎回、おもちゃの作り方や遊び方の説明をしていますが、こちらもとれみそ制作の難しいポイントです。簡潔に、分かりやすく説明することは、なかなか難しいのです。大人は簡単に作れてしまうものでも、実際に遊んでもらうのは子どもたちです。ですので、子どもが読んで写真を見て作れるように丁寧にポイントをまとめます。社内でもこれで大丈夫なのか、分かりにくいところは無いかを確認しながら進めています。

写真のように複雑なところは分かりやすく写真を撮り、説明文も何度も考えて作成します。

実際に子どもたちがとれみそで遊んでくれた姿をSNSで拝見したり、イベント時に読者の方から感想をいただくと、私たちもとっても嬉しい気持ちになれます!

まとめ

このように、おもちゃインストラクターは子どもたちに遊びの楽しさや面白さ、遊びの本質を伝えるための知識や技術を学ぶ講座になっています。保育の場だけでなく、子どもたちと関わる機会がある方は、受講してみると考え方が広がるのではないかなと思います。テニテオスタッフも学んだことを活かして、とれみそやイベントに取り入れていきたいです。

TEXT by

服部 江里